Googleアナリティクス（ユニバーサルアナリティクス）設定時には、自社内からのアクセスを除外して、お客様のみのアクセスを計測するために使っていた「IPアドレス除外設定」が、Google Analytics 4（以下、GA4）では手順が大きく変更になっており、わかりづらくなっています。
実際の設定方法した方法を順番にご紹介・注意点をシェアします。

設定手順：GA4でのIPアドレス除外

①　GA4の画面の左下の「管理」のボタンをクリックし、 「データストリーム」をクリックします

② データストリームの中でIP除外設定をするストリームをクリックします

③ ストリームの詳細の中の「Googleタグ」の中にある「タグ設定を行う」をクリックします

④ 設定のメニューの「すべて表示」をクリックします
　（※ ここが隠し扉のようになっていて、見つけにくいところです。何度も行方不明になりました。）

⑤ 開いたメニューの中の「内部トラフィックの定義」をクリック

⑥ 内部トラフィックの定義が開くと、内部トラフィックルールの「作成」ボタンをクリック

⑦　内部トラフィック ルールの作成 画面で、まず自社のIPアドレスを確認するために、「IP アドレスを確認」をクリックします
　（これはユニバーサルアナリティクスにはなかったメニューです）

⑧ GA4の画面でIPアドレスが表示されるのかと思いきや、Googleの検索結果に飛ぶという流れ。
　ここでは検索1位に表示されている「私のIPアドレスはなんですか」というサイトをクリックします

⑨ 表示されたIPアドレスを確認できるサイトでご自身のIPアドレスを確認してコピーします

⑩ 再びGA4の画面に戻り、⑨でコピーしたIPアドレスを貼り付けます
　「ルール名」は後からわかりやすように「社内アクセス」などを入力し、
　「traffic_type」 はそのまま「internal」のまま
　「IP アドレスが次と等しい」を選びます
　（大きな組織でIPアドレスが複数ある場合などは社内の情報システム部の方に確認することがおすすめです）

⑪ 続いて、⑩までで設定したIPアドレスをデータフィルタをかけて除外します という設定に移ります
　再び「管理」のメニューから「データ設定」＞「データフィルタ」をクリックします

⑫　データフィルタの編集 というメニューでフィルタの状態がデフォルトで「テスト」になっていますので、ここを「有効」に変更して「保存」をクリックして完了です

最後に「リアルタイム」のメニューで自社内の指定したIPアドレスからアクセスしてみて、計測されていなければ設定完了です！

念の為に逆にスマホや別の環境からアクセスしてみ計測できているかも確認できると完璧です。

最近では社内のネットワーク以外でテレワークや在宅勤務などの社内のIPアドレス以外からアクセスすることが増えているかと思います。
その場合には、Google アナリティクス オプトアウト アドオン などを使うことで、IPアドレス除外をしていない場合にも、オプトアウトのプラグインが入っているPCからのアクセスがGA4の計測から除外することができます。