WordPress のプラグインの「Contact Form7」のお問合せフォームを使っている場合のGA4（Google Analytics）でのコンバージョン計測方法（お問合せ数の計測）を、だれにでもできるように簡単でわかりやすく方法でご紹介します。

GA4（Google Analytics）でお問合せ数などのコンバージョン数を計測するには、通常はお問合せ完了ページ（サンクスページ）の閲覧数を計測する方法が一番簡単な方法です。

「Contact Form7」のお問合せフォームは少し特有で、入力フォームと入力完了ページ（サンクスページ）が同じページで内で表示されます。そのことがGA4でのコンバージョン計測がしずらい原因です。

計測方法にはいくつか方法があります。

① Google タグマネージャーを使ってイベントタグを設置する方法
② JavaScript を HTML に挿入する方法
③ お問合せ完了ページ（サンクスページ）を作って計測する方法　←★今回はこれ

①と②はHTMLやGTMの知識が必要になります。
今回は、初心者向けにHTMLの知識がなくてもワードプレスとGoogleAnalyticsがあればできる、一番簡単な③の方法をご紹介します。

一番簡単なコンバージョン計測方法

３ステップです

① WordPressでサンクスページを作る

②フォーム入力が完了すると①のページにリダイレクトするプラグインを入れる

③サンクスページのアクセス数をGA4で計測する

① サンクスページを作ります

まず、「固定ページ」の「新規追加」でお問合せ完了ページを新規作成します。
この時、ページのURLを「/thanks」や「/complete」などにするとわかりやすいです。

② プラグイン「Redirection for Contact Form 7」をインストールします

「プラグイン」の「新規追加」から「Successful Redirection for Contact Form 7」を検索します。

「今すぐインストール」ボタンでインストールして「有効化」します。

左メニューの「お問い合せ」から「Contact Form7」の設定画面を開くと、「Contactform7 Redirection Settings」というタブが新しく追加されていますのでクリックします。

「Select a page to redirect to on successful form submission.」
の項目で、「１」で作った「お問い合わせ完了ページ」を選びます。

「Delay redirect (in milliseconds)」で「0」秒か「1」秒を選びます。

「Contact Form7」の送信ボタンをクリックして入力が完了すると、「◯秒後に、〇〇ページへリダイレクトします」という設定です。

ここまででWordPressでの設定は完了です。

続いて、GA4（Google Analytics）での設定方法です。

「１」で作成した「お問い合わせ完了ページ」のページのアクセス数をコンバージョン数として計測する方法です。

③ GA4でコンバージョン数として計測する方法

まず、GA4の画面左下の「管理」マークをクリックします。

「イベント」のメニューをクリックします。

青色の「作成」ボタンをクリックします。

カスタムイベント名には「お問合せ完了」などわかりやすい名前を付けます。

パラメータは「event_name」、「次と等しい」を選び「page_view」と入力します。

「条件を追加」ボタンでもう１行追加して、

パラメータに「page_location」、「次を含む」を選び、WordPressの固定ページで作成した完了ページのURL（「/thanks」や「/complete」など）の「thanks」などと入力して保存します。

設定して、テスト問い合わせをして1日ほど待ちます。（GA4の計測には数時間〜24時間ほどかかります）

うまく計測できていると、設定した管理メニューの中の同じ「イベント」のメニューに「お問合せ完了」など設定したイベントが表示されています。

「コンバージョンとしてマークを付ける」にチェックを付けることで、コンバージョンとして計測することができます。

コンバージョンとして計測ができると、下記のように「どのチャネルからの集客がコンバージョン（お問い合わせ）につながりやすいか」などを計測することができます。

まとめ

今回は、WordPress の Contact Form 7 を使ったGA4でのコンバージョン計測方法の中でも最も簡単な方法をご紹介しました。

コンバージョン数を計測できるようにすることで、最適な集客方法を見つけるなどにぜひ役立ててください！